骨格(上肢)
上肢の骨格は、体幹上部(上肢帯)や肩を占める骨と、その先の腕から手先など可動性に富む部分を範囲とする。片側で8種類32個の骨がある。
上肢帯の骨格を代表する骨は鎖骨と肩甲骨である。前者は胸骨柄と関節(胸鎖関節)でつながり皮下すぐにあるため体表に隆起をつくる緩やかなS字に曲がった棒状の骨で、体幹と上肢骨格の間に距離を設けて動きの自由度を高める機能を持つ。内側2/3と外側1/3で断面形状が変化するため、骨折しやすい骨でもある。肩甲骨は逆三角形で、肩甲挙筋で引き上げられている。外側の角で関節窩を介して上腕骨とつながり、上腕二頭筋・上腕三頭筋の片端が付着する。
肩から先は可動性が高い自由上肢と呼ばれる。上腕骨は上肢骨格中最大の骨であり、肩側では肩甲骨と非常に可動域が広い肩関節でつながる。肘側では、3本の骨がつくる複合関節である肘関節を形成し、前腕の回転を可能とする。肘関節の先にある前腕には内側の尺骨と外側の橈骨2本が並ぶ。
手首から先の骨は、手首から大きく手根骨・中手骨・指骨の3グループに分けられる。手根骨は8個の骨からなり、手首の関節は横手根関節(手関節)と呼ばれ、尺骨・橈骨との間で舟状骨・月状骨・三角骨という3つの骨が関節を形成する。この3つに豆状骨を加えた4つを近位列と言う。手根骨の残り4つは大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鉤骨であり、これらはまとめて外位列と呼ばれる[16]。外位列の先には手根中手関節(CN関節)を介して掌の骨格を成す5本の中手骨がある。そして、各中手骨は中手指節関節(MP関節)を挟み指骨と繋がる。MP関節は拳を握ると外側に突出するでこぼこを形作る部位である。指の骨格である指骨は基本的に基節骨・中節骨・末節骨で構成されるが、親指のみ中節骨がなく、それぞれの骨の数に応じた関節を持つ。
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